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しかし、あろうことかその不審人物は俺の攻撃を、
俺の一太刀を、
俺の刀を、悠々と避けた。
驚いた。
思わず思考停止するほど。
態度がデカいとは言え本人曰く女だ。
相手は、女。
自尊心に傷がついた気がした上、予想外すぎた展開に体は硬直。
よ…避けられた?
女に?
漸く目覚め始めた思考が、現状を解説していく。
そして、次の瞬間羞恥心が駆け上がってきた。
避けられた?避けられた!?
たかが女に、俺が?
な、なんて恥ずかしい…
これじゃあ下のモンに示しがつかねえ。
それどころか、笑われちまう。
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