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口外されないうちにとっとと始末しちまおうとも思ったが、
…剣筋を見切られるのにどうすりゃいいだろう?
どうしようかと思い悩んでいると、
「俺は一里塚 夏詰。
一応れっきとした日本人。
できればもう少し警戒を解くか殺気を抑えるかしてくれ、
聞きたいことがあるだけなんだ」
デカいため息を分かりやすく吐き出しながら、
不審人物が言った。
名前……?
それがなんだ。
俺が応えてやる謂われはねえ。
「とりあえず、俺はここ、が
……っ!?」
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