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そして昼休み。
あいつを観察していると、他のクラスへと、猛犬のように走って行った。
あいつは、クラスに友達がいないのか?
あいつに友達がいたら見てみたい。
昼休みも終わり五時間目が始まった。
あいつを見ていると急に吐き気がしてきた。
ふるえが止まらない。
あいつの足もふるえが止まらない。
きもい、最悪だ。
あいつと同類になるのは嫌だ。
―――
気がつくと、六時間目が終わっていた。
となりを見るとあいつは寝ていた。
どうやら僕はあいつに幻覚を見せられていたようだ。
僕はこれからもあいつの観察を続けようと思う。
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