初夢
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「はぁはぁっ…」 息が上がり始めていた。 だが美弥子は後ろを確かめることも出来ず、ただひたすら走り続けた。 足音が遠退いたのに気付いたのは随分あと。 それに安堵し走る速度を緩め、荒れた息を整えようとどこか座れる場所を探した。
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