FREEDAM

１

「……え？」

後ろから名前を呼ばれた。

聞き覚えのある声だなと思いながら後ろを振り向くとそこには……

「……みや…た…せんせ？」

「やっぱり…祐だろ!?」

「うそ……！」

そこに立っていたのは、僕がこの仕事に就こうと思ったきっかけで、目標にしている大好きな宮田先生だった。

「……う…」

「ん？」

「わぁぁっ！宮田先生だっ！久しぶりっ」

「うおっ！」

久しぶりに先生に会えて嬉しくてつい、抱きついてしまった。

「先生って、ここの先生なの？」

「あぁ。そうだ。祐は…今日から転任してきた…先生だろ？」

「うんっ！うわぁ…！すごい嬉しいっ。今日からずっと一緒だね、先生！」

やったぁ！
憧れの宮田先生と一緒の職場……本当に夢叶っちゃった…！

「うん。俺もすごい嬉しいよ？……だけどさ、祐？」

「ん？なあに？」