《プロローグ》

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「むぅ、とうとう時が満ちたか…」 なにやら白髭のダンブル○アのような老人が掌大の水晶を覗きこむように呟く。 「500年の歳月を越え来るべき時が来たのぉ。もはや、どちらの理念が正しかったのかは分からぬが…儂も覚悟を決めねばな…」 老人は深い嘆息をついたが、淡い翠の瞳には僅かに光が灯ったようだ。 そして今、物語が幕をあける。
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