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けたたましい音の目覚まし時計に起こされ、嫌々ながらも目を開ける。
視界に入るのは、見慣れた部屋の天井、壁、窓から差し込む光。
「んっ…」
伸びをしてから、体を起こし隣の布団を見る。
弟の守は幸せそうに眠っている。
そんな守をみて思わず笑みがこぼれる。
しかし、そんな顔を見られたら、守になんて言われるか…
絶対からかわれるな…
すぐに普通の顔に戻し、俺は静かに部屋を抜けて、洗面所へと向かった。
いつもの朝の始まりだ。
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