第二章

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「大貴君、守君、これからよろしくな。」 そういうと、近藤さんは豪快に笑った。 俺と守はつられて笑顔になってから、頭を深々と下げた。 「「よろしくお願いします」」 土方さんは立ち上がって、 「斎藤を呼んでくる。」 そういうと、部屋を出て行った。 今、思ったが、近藤さんの部屋も紙でいっぱいだ。 土方さんよりは綺麗な部屋だけど。 「土方さんって、優しい方ですよねー。僕たちの入隊も心良く受け入れてくれて。」 「だろ?歳はな、いいやつなんだよ」 という具合で二人は何か盛り上がっている。 ってか、守。土方さん、脅しただけじゃん。 しばらくすると、土方さんが戻ってきた。 「近藤さん、入るぞ。」
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