第三章
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「…ふぅ。」 一を起こさないで出れたようだ。 空気が少しひんやりしている。 空は少し白みがかってきたみたいだ。 遠くの方が明るい。 長い廊下には人っこ一人いない。 でも誰だかわからないが、いびきが聞こえる。 …でかすぎだろ。 朝ご飯までまだまだ時間があるみたいだ。 仕方ないからこの家の中探検してみるか。 そう思いたった俺は気の向くままに歩み始めた。
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