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「みんな…さっきの話聞いてたと思うけど、綾貴は一ヶ月の間留学します。その間のマネの仕事は玻琉がしてくれるから安心して。でも…ごめんね。こんな大変な時期に…。急に決まった事で綾貴もびっくりしたし、行くか迷ったけど…行く事に決めました!本当にごめんなさい。みんなより自分の夢を選んじゃって…」 綾貴がそこまで言うと、蒼くんが立ち上がって 「気にすんなよ!俺ら頑張るからさ。綾貴は安心して、楽しんでこい!」 蒼くんがそう言うと他の部員達も 「そうだよ!マネージャー」 と言った。 「蒼…。みんな…。ありがとう…!大会、頑張ってね」 「おう!綾貴が帰ってきた時に優勝旗プレゼントしてやるよ!」 蒼くんが綾貴を抱きしめる。 …嫌だ。そんな姿見たくない。 それに…綾貴は本当に慕われていたんだな…。 私なんかが綾貴の後を継げるのかな…。 私は不安でいっぱいになった。
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