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そこに
桜「そこで君は何をやっているの?」
巧「?」
後ろを振り替えると一人の女の子がいた
巧「………君こそ、誰?」
扉を開ける音もしなかった
桜「私?私はねぇ……ピッチピチの女子高生の桜だよ♪」
よく見ると彼女は俺と同い年みたいだ
因みに俺は高校二年生
巧「ふぅん……じゃあ俺は死ぬから」
俺が一歩踏み出そうとすると
桜「君はなんで死のうとしてるの?」
なんだこいつは?
めんどくさい奴だな
巧「何もないから」
そう、全て無くなったから
あるいは最初から何も無かったのかもしれない
桜「?……君はおもしろいね」
巧「おもしろい?どこが?」
意味がわからなかった
桜「うん、今までここで自殺しようとしてた人と話してきたけどそんなこと言うのは君が初めてだよ」
巧「そうか」
短い返事を返して前に向く
桜「少し話をしない?」
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