あたり

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宙太の目の前にあるのは、赤褐色の大きな岩のようだった。 その岩が音をたてている。 ピシピシっ (わ、われる?) ピシピシピシピシ その大きな岩には亀裂がはいり、音をたてながらその範囲を広げていく。 バカッ ゴトン 大きな音をたてて、岩はまっぷたつに割れた。 「なんだこれ、こんなの噂になかったじゃないか。」 割れた岩の中には、 体育すわりをした女の子がいた。
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