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学校も下校の時間になり、羅美は帰ろうとしていた
勉強道具の1つも入っていないスクールバッグを軽々と持ち上げ、廊下に出た
大:「羅美!!」
羅美の後を追いかけるように大雅が歩いて来た
大:「一緒に帰ろうぜ。」
羅:「おう。」
大雅がいつも羅美のそばにいるのには、ちょっとした理由があった
その事に羅美はまだ、気づいていなかった
羅:「じゃあな!!大雅。明日、学校で。」
大:「………………」
羅:「大雅!!」
大:「えッ?!あぁ!!悪い!!」
羅:「何だよ…考え事??」
大:「まぁ…ちょっとな…」
羅:「珍しいな、大雅が考え事なんて。何かあったらアタシに相談しろよ??」
大:「あぁ……あのさ、羅美…」
羅:「ん??」
羅美が両腕を高く上げ、伸びをした時だった
予想もしていなかった事を大雅は口にした
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