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「へぇ…霧生にも半額してくれるんだ?」
「死にたいのかしら?」
殺気がこもっている目で睨まれました……。
「冗談だから…他のクラスの奴らは?」
教室には俺と霧生以外はいない。二人だけしかいないって…怖いよ…
「他の人達は外で遊んでいるか、部活の練習でもしてるんでしょう」
「昼休みに部活なんてオッケーなのか?」
「霧生学園は昼休みは個人の自由。だから、ある程度の事ならやっても許されるのよ。学校から家が近いなら家に帰っても良い事になってるの」
チョコパンを食べながら霧生が丁寧に説明してくれた。
すげぇ学園なんだな…
それだけ生徒を信用しているって事か。
「霧生は部活やってるのか?」
「私は風紀委員が部活みたいなものよ。部活は息抜きみたいなものだと私は思っている。どう?惚れたかしら?」
「なわけないだろ…」
途中までは良い話だったのに……何を言ってるのやら……
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