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「ほへぇ…デカッ…」
学校に到着した俺はびっくりした。学校と言うよりはホテルに近かったからだ。
正面にはデカイ門があり、その先に立派な学校がある。
外見はさっき言った通りホテルみたいだ。門には霧生学園とか書かれている。
「うちにそんな金あったのか……??」
「貴方、転校生?」
後ろから肩を叩かれた。
後ろを振り向くと女子生徒が立っていた。
黒髪で髪は肩まであり、かなりの美人だった。
「あぁ、そうだけど…君は?」
「私は霧生菜緒。この学園の風紀委員よ」
「俺は青崎琢磨だ。でも、転校生ってよくわかったな?」
今日から転校生が来るのは担任の先生しか知らないはずだが……
「職員室で先生が話していたのを聞いたの。」
「なるほどね…。」
職員室で転校生の話しになるのは定番らしい。
「じゃ、クラスに案内するわ。あと、この喋り方は転校生用だから。」
ニコッと笑って学園に向かう霧生菜緒。
「転校生用って…普通はどんな喋り方なんだ?」
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