不良少年?

6/21
前へ
/22ページ
次へ
「ほへぇ…デカッ…」 学校に到着した俺はびっくりした。学校と言うよりはホテルに近かったからだ。 正面にはデカイ門があり、その先に立派な学校がある。 外見はさっき言った通りホテルみたいだ。門には霧生学園とか書かれている。 「うちにそんな金あったのか……??」 「貴方、転校生?」 後ろから肩を叩かれた。 後ろを振り向くと女子生徒が立っていた。 黒髪で髪は肩まであり、かなりの美人だった。 「あぁ、そうだけど…君は?」 「私は霧生菜緒。この学園の風紀委員よ」 「俺は青崎琢磨だ。でも、転校生ってよくわかったな?」 今日から転校生が来るのは担任の先生しか知らないはずだが…… 「職員室で先生が話していたのを聞いたの。」 「なるほどね…。」 職員室で転校生の話しになるのは定番らしい。 「じゃ、クラスに案内するわ。あと、この喋り方は転校生用だから。」 ニコッと笑って学園に向かう霧生菜緒。 「転校生用って…普通はどんな喋り方なんだ?」
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

51人が本棚に入れています
本棚に追加