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霧生さんの案内で学園の中に入った。
「スゲー豪華だな…」
霧生学園は中も凄く豪華だった。学園に入ってすぐ靴箱があるのだが、隣には一人一人のロッカーがある…………
「なぁ…霧生さん。ロッカーなんて必要なのか?」
「これは理事長が決めた事なのよ。あ、呼び捨てで良いわよ。友達は霧生や菜緒って読んでるけど貴方なら特別に愛しの菜緒と読んでも良いわ」
「可笑しいだろ!!愛しのって…会って間もない人の事をそんな風に言える訳ないだろっ!!!」
「私は別に構わないのだけど。」
こっちが構いますよ……
この人は何を考えているのだろうか？
「フレンドリーに接したところで、教室に案内するわね」
「職員室に行かなくて良いのか？」
「私が嫌々先生に言っておいたから大丈夫。ちなみにお金はスイスの銀行に振り込んでおいてね」
「……………」
ツッコミが多すぎて何も言えない………
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