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「青崎。入ってこい」
担任だろうと思われる声が聞こえたので、ドアを開けて教室に入った。
「青崎。自己紹介をしろ。ちなみに俺がここのクラス担任の山縣蓮寺(ﾔﾏｶﾞﾀ ﾚﾝｼﾞ)だ。」
山縣先生は俺よりかなり身長が高くて、ゴツイ先生だった。
髪は黒髪でオールバックでどう見ても教師には見えない。
「はい。わかりました」
俺は黒板に自分の名前を書いて、簡単な自己紹介をした。
「青崎に質問がある奴はいるか？」
山縣先生がこう聞くと１番の前の男子が手を挙げた。
「転校生はずばり不良ですか？あと、ヤンキーですか？」
同じ質問だろう…それ。
ヤンキーと不良の違いは何なんだよ？？
「自分では不良とかヤンキーではないと思うけど……」
「でも、ピアスしてるよね？それは不良の証じゃないの？」
「俺が前いた学校はピアスしているのが普通だったんだよ」
だからと言って俺は不良ではない…と思う。
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