悲しみの先に…

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縁あってパパとママの養子になり、岳を育て、 そして陽が生まれ…4人家族になりました。 パパやママにとっては、血が繋がらないことで家族じゃないと言われたとしても、 岳は大事な息子だし、陽を思う気持ちと何ら変わりなく接してきたつもりです。 真実を知った陽は…どう思いますか? パパは…このことを知った陽が、 血液やDNAなんてものに縛られること無く、 僕たち家族と過ごしてきた日々を否定せず ありのまま受け止めてほしいと願っています。 血液が繋がっていても、 シアワセではない家族もあると言うことを僕は知っています。 そして、僕は、血がつながってないとはいえ、 それが紛れもない家族だと言うことを 今、身を持って痛感しています。 もし…誰かにそれを否定されたとしたら… 僕たちは家族であることに変わりないことを、 君が、君自身で証明してください。 誰かがそれを所詮偽りだと言ったとしても、 それは違うと胸を張ってほしいと願っています。 その強さを持って生きてほしいと、 僕は君たち二人の父親として願っています。 その強さのもとになる様な… 沢山の優しい思い出を… くじけそうになってしまった時に、 思い出して心が温かくなるような思い出を、 家族で残していきたいと思っています。
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