悲しみの先に…

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車の音が近づいてくる。 止まった音が聞こえたので、 帰ってきたんだな… どんな顔をして出迎えたらいいんだろうか…。 躊躇している俺とは正反対な 「ただいま~。」の声… 二人の明るい声が聞こえて、 拍子抜けしてしまう。 「あ…もう帰ってたの?ごめん~」 陽がもう完全に吹っ切ったように、 いつもの調子で、 それを後ろで見守るのも、 いつもと変わりない岳の姿。 今日一日で何があったんだろう。
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