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「あー、緊張するなー」
俺、笹倉晴敏は今日から中学校の先生だ
知らないことが有りすぎて、何が何だかサッパリ・・・
晴「よし、とりあえずは今日一日頑張るか」
そんな独り言を喋っていると、後ろから声をかけられた
「気分はどうだい?笹倉くん」
振り向くと、教頭先生が立っていた
晴「ええ、とっても緊張してますよ」
教「まあ、頑張って下さい」
そんな会話をしていて、一つ気になることを教頭に聞いてみた
晴「教頭、俺が持つクラスってどんな感じなんですか?」
教「・・・・・」
なんだこの沈黙は
晴「あの、教頭?」
教「あ、ああ、すまないね
それで、なんの話だったかな?」
晴「いや、だから、俺が持つクラスはどんな感じですかって聞いてるんですよ」
教「・・・私の口からは、到底説明出来ないな・・・
そこは、自分の目で確かめてみてください」
おいおい、クラスの説明くらいしてくれよ
意外と適当な教頭と話をしていると、もう教室に着いた
そこで教頭とは別れて、心を切り替えて教室の扉に手をかけた
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