1章─天魔シェイド

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「シェイド!早く」 「叫ぶな親父!!」 魔界に聳え立つ大きな城のような建物がシェイドの家。 広いバルコニーに立ちシェイドよりも長く漆黒の髪を靡かせ、大きな翼を広げ腕を組んでいるのが魔界の王、ルシファー。 「なんか用?」 バルコニーに降り立ちシェイドは父親を見つめる。 「お前暇だろ?ちょっと天界に行ってミカエルにこれを渡してこい。」 「なんでオレが!」 シェイドの胸に無理矢理書類を押しつけ見つめる。
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