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「覚醒してんのか?」
「……いや、まだ。」
「そうか……お前はアイリスをこっちに連れてきたいのか?」
「ああ。いいだろ?」
「いーよ、俺はな。好きにしろ。ほら早く行け!」
ルシファーはシェイドを追い払うような仕草をし、踵を返す。
「行ってきます」
「ああ。」
シェイドが空へとあがったのが気配でわかり、ルシファーは空を見上げる。
「……うまく覚醒すりゃいいけどな、アイリスが……。」
小さく呟くとだるそうに城の中へと消えていった。
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