1章─天魔シェイド

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「ここはいつ来ても綺麗だな」 天界に付き、四大天使の1人、ミカエルの元へと歩きながら空を見つめる。 魔界とは違い、天界は澄み切った空、雲の間からは金色の光が降り注ぐ。 「シェイドー!!」 「ん?うっ!!」 背中に何者かがぶつかりシェイドは声を出す。 「痛ぇよ、シャイン!!」 「ごめんね?」 振り返れば金色の髪、薄い羽をもつ妖艶な女が笑う。 その女は妖精で天界に住む光のアールヴ一族のシャイン。 魔界にも妖精はいるがこちらは闇のアールヴ一族と呼ばれている。
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