1章─天魔シェイド

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「なにしてるの?」 「親父の用事できたんだよ。ミカエルは?」 「ミカエル様?」 シャインは人差し指を顎に当て斜め上の方を見つめ考える。 「今日は見てないわ」 「ったくあの人は……」 シェイドは深くため息を吐く。 「仕方ねぇ……シャイン、ミカエル捜してきて?」 「えー!!」 薄い羽を羽ばたかせ叫ぶ。 シャインにとって四大天使はものすごく格上の存在。 「いーじゃん!な?」 「……じゃあ今度人間界連れてってくれる?」 「え?」 羽を止め顔がひきつるシェイドを見つめるシャイン。
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