1章─天魔シェイド

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「そりゃ諦めるよ」 「はぁ……見せる、見せるよ!」 「サンキュ!」 ウンディーネは目をつむり小さく言葉を唱える。 この噴水はウンディーネの力を借り見たい物を映し出せる噴水。 天界、魔界、人間界のどれでも見ることができる。 言葉はウンディーネしか唱えられず他の者が言っても効果はない。 「シェイド、見えたよアイリス。」 「どこだ!?」 シェイドは身を乗り出し噴水をのぞき込む。 「誰だ?あの男……」 シェイドが見たのはアイリス…穂波と理奈、そして穂波の彼氏、一樹の姿。
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