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『アイリス。やっと逢えた』
「え?わたしはほなみ。アイリスってなに?おにいさんだぁれ?」
『シェイドだよ。わからない?』
「シェ、イド??うーん。あ!おにいさん、これあげる!」
『ありがと。この紫色好きだよ。』
「よかった!ねぇ、おにいさんはなんでめがきんいろなの?」
『さぁ……母親が金色だったからかな。』
「じゃあなんでしろいはねとくろいはねがはえてるの?」
『羽ってわかるんだ?アイリス』
「えほんでよんだ!ねぇなんで?」
『……それはね、元天使の父親と悪魔の母親の血が混ざってるからだよ』
「??」
『アイリス、18歳になったら迎えにくるよ。』
「え?」
『400年も待ったんだ……お前を……』
「……おにいさん、ないてるの?」
『アイリス、オレを思い出して……お前は……』
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