1章─天魔シェイド

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「400年前のアイリスに……逢いたい……」 「シェイド……」 「オレのアイリス……」 「……覚醒は?」 「まだ」 ミカエルの横に座り直し綺麗な空を見上げる。 水にうつる白と黒の羽。 「オレ、アイリスの誕生日に迎えにいくんだ!」 「いきなり行ってびびるんじゃねぇのか?」 この言葉にシェイドはミカエルを見る。 「まぁ覚醒してなかったらびびるんじゃねーの?覚醒してないままだったらゆっくり思い出させるよ」 「お前にゆっくりって言葉は似合わねえな?」 「うるさいよ。あー腹減った!ミカエル、なんか食わせて?」 「ったく……じゃ、ガブリエル達も誘って何か食べるか!」 ミカエルは立ち上がり羽を広げ、それをみたシェイドも羽を大きく広げる。 「じゃいこーぜ!」 「はいはい!」 2人は飛び上がり目的地へと向かう。 400年ぶりにシェイドと穂波が逢うまで後少し。 .
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