62人が本棚に入れています
本棚に追加
「驚くだろうな。グレイヴ時間は?」
「あ、まもなくです!」
「そうか。」
羽をひろげ羽ばたき浮かぶ。
「お前は帰れ。デューライトを頼む。」
「いや、私はシェイド様を見ているようにとルシファー様に…」
「親父にはオレが言ってやる。アイリスとの時間を邪魔するな。」
金色の目がグレイヴを捕らえる。
「……わかりました。では」
グレイヴは頭を下げると闇へと消えた。
「行くか。」
小さく笑みを浮かべるとシェイドは穂波の部屋の窓の前に降りる。
ベランダがないからシェイドはたえず羽を揺らしている。
最初のコメントを投稿しよう!