2章─18歳の誕生日

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「邪魔だな、一樹」 「私がシェイド様の為に一肌脱ぎましょうか?」 「エイルが?」 「はい」 シェイドの両頬に手をあて妖艶な表情を浮かべる。 「エイルに出来るの?」 「出来るに決まってるじゃん!私はシェイド様の為なら何でもするわ!いかがです?」 手を顎に添えシェイドは一樹とエイルを交互に見る。 「……そうだな。あいつはエイル、お前に任せる。ただアイリスが覚醒すればそれでいいからちょっと待て」 「シェイド!?」 「はい、シェイド様!」 シェイドの言葉に驚くシャインとは反対にエイルは笑顔で頷く。
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