2章─18歳の誕生日

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「ちょ、待って!怖い怖い!!」 目を瞑りシェイドの首に無意識に腕を絡めしがみつく穂波にシェイドは口元をゆるめる。 「大丈夫だよ、落としたりしない。」 「だって飛んでるんだよ!?」 「大丈夫。2度とアイリスを離さないから」 「2度と?」 その言葉にゆっくりと顔あげ穂波は首を傾げる。 「うん。アイリス、景色見て」 「……うん」 シェイドが見つめている方向にゆっくりと首を向ける。 そこには綺麗な星と海が先まで続く光景。 穂波は声を出すことを忘れその景色を見つめる。
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