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薄暗く赤い光が降り注ぐ空を一つ目の鳥がキョロキョロと辺りを見ながら飛んでいる。
「シェイド様はどこに」
森を越え真っ赤な池の近くに差し掛かったとき草村に寝転んでいる男が目に入った。
「シェイド様!やっと見つけた!!」
そう呟くやいなやそこに急降下し地に足を着けた。
「シェイド様、シェイド様!」
「っ!!」
男は自分の名を呼ばれ飛び起きた。
顔にかかる前髪をかきあげ、黒く胸下くらいまでの長い髪を靡かせ金色の瞳で目の前の一つ目の鳥を見つめる。
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