1章─天魔シェイド

3/18
前へ
/179ページ
次へ
「なんだよ、グレイヴ……せっかく昔アイリスの生まれ変わりと逢ったときの夢見てたのに……」 一つ目の鶏のような喋る鳥の名はグレイヴ。 「シェイド様、ルシファー様がお呼びです!」 「親父が?めんどくせぇ……。デューライト!」 シェイドの声にフェンリル一族の銀色の毛を持つ大きな狼が一匹、血の池を飛び越え近寄り座ってすり寄る。 「よしよし」 座っているシェイドより背丈は遥かに大きい。
/179ページ

最初のコメントを投稿しよう!

62人が本棚に入れています
本棚に追加