屍の森

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落ち着きお腹がいっぱいになると子供は眠たくなってしまい鬼の傍まで移動すると鬼の膝を枕に寝てしまいました。 鬼は子供が寝ると目を開け傍にあった果物を入れていた布を子供に被せました。 スヤスヤと眠る子供も黒い髪を優しい手付きで撫でます。 ですが、鬼が子供を助けたのはただの気紛れ、世話をやくのも気紛れでした。 鬼は虚ろな瞳をまた瞼に隠し膝の上にある温かみを感じていました。
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