『それって…スカウト?』

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『地元に根差し…今まで頑張って来たけど…』 『寄る歳には勝てなくて…』 『でも、この商売も…必要だと思うの!』 一方的に話を続ける巫女。 『かと言って、誰でもなれる職業じゃ無いでしょ?』 『中々…後継者見付からなくて…』 (何だソレ?まさか、俺に後継者になれと…?) 冗談だろ? そもそも、アンタ…何もしてね~じゃん。 ただ、儀式の真似事して…会話してたダケじゃん。 言っとくけど、俺の口周りに憑いてた奴ら… 『取って貰った』なんて思ってないから! 偶然にしろ、この場所に来たから『外れた』が… それは、 『俺の口に憑依しているより、カレンダーが無茶苦茶気になった…』のかもしれないし、 『易のガシャ!って音が、たまたま嫌いだった』のかもしれない。 最後の1体を、自力で弾かなきゃ…未だ憑いたままだろ? だいたい、俺に3体憑いてたの気付いていたのか? それすらも怪しい…。 確かに能力持ちなのだが、どうゆう能力なのかは全然解らないし… つか、能力の使い方間違ってネ? 巫女の話が濁って来たので、お暇することにした。
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