4人が本棚に入れています
本棚に追加
/6ページ
本日、4月5日……
市立朝倉中学校 始業式。
清々しい朝、
小鳥の囀り、
揺れる緑の木々、
とても良い朝である。
さて、そんな話しは扨置き……物語を進めるとしよう。
此所は普通の一軒家のとある一室―……
"ほら!朝だよ!!遅刻しちゃうよ~早く起きて~!!"
の、 ハズ。
『…………ん、ふあぁぁぁ…。』
俯せになって、死んだように眠っていた少女がむくりと起き上がり、大きなあくびをしながら身体を伸ばした。
まだ声がするモノが鳴っている。
その声の根源は携帯電話。
少女は携帯電話を眺めうっとりしている。
別に、自分の携帯が美しい訳ではない。
そう、少女は携帯電話から流れる声にうっとりしているのだ。
『はぁぁぁ、今日も素敵な声だ~vV諏○部さんvV』
一言いい、少し勿体ぶってからその声を切った。
少女曰く、目覚ましだったらしい。
『さて、と!』
少女はベットから離れ、大きな本棚へと向かった。
本当に大きい本棚で、その大きさは本屋レベル。
そこにB5版やA4版といった他様々といった薄いノートの様な本や、凄く分厚い本がぎっしり詰まっている。
.
最初のコメントを投稿しよう!