参上☆加賀美 乃音

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 本日、4月5日……  市立朝倉中学校 始業式。  清々しい朝、  小鳥の囀り、  揺れる緑の木々、  とても良い朝である。  さて、そんな話しは扨置き……物語を進めるとしよう。  此所は普通の一軒家のとある一室―……  "ほら!朝だよ!!遅刻しちゃうよ~早く起きて~!!"  の、 ハズ。 『…………ん、ふあぁぁぁ…。』  俯せになって、死んだように眠っていた少女がむくりと起き上がり、大きなあくびをしながら身体を伸ばした。  まだ声がするモノが鳴っている。  その声の根源は携帯電話。  少女は携帯電話を眺めうっとりしている。  別に、自分の携帯が美しい訳ではない。  そう、少女は携帯電話から流れる声にうっとりしているのだ。 『はぁぁぁ、今日も素敵な声だ~vV諏○部さんvV』  一言いい、少し勿体ぶってからその声を切った。  少女曰く、目覚ましだったらしい。  『さて、と!』  少女はベットから離れ、大きな本棚へと向かった。  本当に大きい本棚で、その大きさは本屋レベル。  そこにB5版やA4版といった他様々といった薄いノートの様な本や、凄く分厚い本がぎっしり詰まっている。 .
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