第一話「カゴメ」

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この一文のみが。 「な……なんで……」 結局はイジメを苦にだったのか。 「う……うそよ……」 レイは、どれ程苦しんだのだろうか。 「ち……違う……わたしじゃ……」 メグはとんでもない悪党だな、許せるものではない。 この遺書が、本当ならばな。 「わたしじゃないっ!!」 メグは勢いよく表に飛び出した。 涙を流していた、雫が床に落ちたのを確認した。 「トモ、カシ、行くぞ…あ、お茶ご馳走様でした」 軽く遠山キョウコに会釈してメグのあとを追う。 あと茶菓子は程々にしときなよ、トモよ。
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