ヒール

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ヒール

不特定少数それらは 彼女を「ヒール」とよんだ 苦しくても彼女は笑った 白い嘘のなか 灰色にゆれて それを彼女は 「ヒール」とよんだ 混ざらない色を 不透明といって それでも彼女は 「ヒール」といった 彼女が求めたのは 癒やしかそれとも悪役か。 それゆえ僕は 《ヒール》と呼んだ。
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