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「…いいたいことあるみたいだね…」 鮭をおいしそうに一口食べたあと宗ちゃんは呟いた 『確かに卵の件は悪かったけどさ…』 「…だって食べないと傷むでしょ?」 有無を言わせないように微笑む宗ちゃん つまり間違って買ってきた罰というわけだ… 「全く…ほら…あ…そうだ今日は柏木様が…接待で予約が入ってるからね」 宗ちゃんはため息をつくと鮭を一口俺の口にいれてくれた 『えー…あの人あからさまに宗ちゃん狙いのおじさんじゃん…』 「こら…柏木様はうちをごひいきにしてくださってるんだから…そんな敵意むきだしにしないの…」 呆れたように再びため息をはく宗ちゃん 自覚がない恋人はこれだから困る だから俺は無理してうちの店にいなくてもという宗ちゃんの言葉を無視して接客として店に出ている
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