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そんな心配はよそについに奴はきた 柏木 龍一郎(カシワギ リュウイチロウ) 規模は小さいが世界相手にしているIT企業の社長だとか… 歳も宗ちゃんと同じくらい そしてあからさまに俺を邪魔もの扱いする 「いらっしゃいませ…柏木様お待ちしておりました…こちらにどうぞ」 宗ちゃんめ…あんな笑顔で ちくしょう…そこの席は死角が多いのに… 「…雪弥…お会計…お待ちしてる方がおられる」 『あ…申し訳ありません…ありがとうございました!またお越し下さい』 宗ちゃんに注意され我に帰った 慌てて会計待ちのお客様の対応する いけない…奴の動きが気になる 「柏木様…お戯れがすぎますよ」 「宗一くんのお尻は触り心地がよくてね」 声に気づき宗ちゃんと奴の席をみれば 奴は宗ちゃんのお尻を撫でていた ヤバい…ムカつく でも奴はお得意様…お得意様…お得意様 何度も自分に言い聞かせる そしてやっと奴は接待をすませ帰っていった 去り際に 「…雪弥くん…まだこの小料理屋にいたの?そろそろ板前になる修業に出たらどうだい?」 こんなことをいいながら… 余計なお世話だ変態ジジイめ…
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