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今日は、ヘキサゴン収録の日。 いつも通りに楽屋に行こうとすると、大勢のスタッフに囲まれ、頭から布を被せてられた。 何も分からないまま、どこかに連れていかれ、目隠しまでされて、何やら着替えまでさせられ移動すると、布を取り払われる音と大勢の足音が去って行く。 俺は訳の分からないまま、目隠しを取った。 そこは誰もいないヘキサゴンのセット。俺は何故か羞恥心の衣装を着ていた。 いや、俺の他にも二人いた。 同じく羞恥心の衣装を着ている雄輔と…、ポカーンとしているノックだった。 俺達は訳の分からないまま、抱き合った。 久しぶりの再会。羞恥心としての再開。何もかもが信じられなかった。 そして流れる羞恥心のイントロ。 俺達はいつの間にか、かつてのように踊り歌っていた。躍りもめちゃめちゃ、歌もめちゃめちゃ、涙が止まらないまま、最後まで歌い上げた。 そして、また三人で抱き合った。 夢じゃないか…。 夢…。 ゆ…め…。 「パパーっ!またソファで寝てる」 詠斗の声で起こされた。どうやら、さっきのは夢だった様だ。 子供達がリビングに集まってくる。地獄タイムの始まりだ。俺は、涙をぬぐってソファから立った。 これまでもそうだった。俺が夢に描いたことは叶う。 だから、武道館で一人で歌った泣かないでも、三人で、羞恥心として歌う日が来る。 そう、信じて。
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