彼女
3/5
読書設定
目次
前へ
/
18ページ
次へ
半年程彼女は叔父が捕まるその日まで朽ちていく父親と母親を見つめ続けていた。 声をあげる事も 泪を流す事も 罵る事もせず、 只ただ見つめ続けていた。 その日が来た時には既に、彼女は生きた人形の様になっていた。 彼女から生きた匂いはしていなかった。 するのは、むせ変えるほどの死臭だけだった。 彼女は僕に逢うまではずっと…生きた人形だった。 後に知る事になったのは彼女の生きれる時間だった。
/
18ページ
最初のコメントを投稿しよう!
5人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
0(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!