別嬪さんは強運の持ち主でした!!

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取っ組み合いのひっつかみ合い発展して、このやろこのやろと暴れていれば……。 あれ? 視界が青空一杯になったぞ? 「いったぁぁぁ!!!!」 次の瞬間には背中と後頭部に痛みが走り、悲鳴をあげてしまった。 あ、目の前で星が瞬いてるや。 「いきなり倒れんじゃねぇっつうの!!」 星がちかんちかん輝いているのを見ていれば、かんなり近い距離から松助さんの唸るような声が聞こえてきて……。 「ぎゃぁぁぁ!! お、襲われる!?」 松助さんに馬乗りにされてるじゃないかぁぁぁ!!!? これはあれですか!? お日様がさんさんとしている時間帯から松助さんは発情し、うちの操を庭という屋外で奪おうという襲撃プレイですか!? うちの惜しげもなく流れ出しているフェロモンにやられたというわけですか!? 男は皆狼なのよぉぉぉ!!!! 「誰がお前ぇみてぇな色気もねぇ乳もねぇ体を襲うかってぇの!!!! 事故だよ事故!!」 「事故と言ってるわりにはうちの形のいい乳に手をおいてるじゃないっすか!? ま、まままさか!? 事故のせいにしてうちの体を堪能する気じゃ!?」 「ああ゛!? 何でそうなんだよ!? 感触も何もねぇし!!」 「失礼な!! 茶碗程度はあるから感触はあ 」 「へえ。キミは俺が見てないところで、俺以外の男に体を触らせるんだ? それって癪だし、両方気に入らないね」 …………。 …………。 …………はい?
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