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「じゃあさ、佐久間くんの友達の名前だけ教えてよ。」
一応、どんな人かは知っておきたい…。
美菜「はいはい、なんだかんだ佐久間くんを気になるのね。
恭司だよ。
難波恭司。」
(あ、なんか聞いたことはある…。)
「有難う。
あ、別に全く佐久間くんが気になってとかじゃないからね。」
美菜「はいはい。
…でも、佐久間くんって性格除けば悪くはないよね?」
まぁ、言われてみれば美菜の言う通りかもしれない…。
背も割と高いし、顔も並よりは上の方だし…。
「まぁね。
でも、性格のマイナスポイントでかすぎるからさ。」
美菜「まぁ暴力奮うタイプとかじゃないんだからいいじゃん!
あたしは彼を褒めるとしたら眉毛かな。
なんかあのキリっとした濃くない細い薄い眉毛が好き。」
それって、結局いいとこないって言ってるようなものじゃないのか…
「…ってなんで佐久間くんについて語ってんの!」
美菜「え?
裕佳の将来の彼氏だからさ。
このあたしが吟味してやろうと思って。」
「だから勝手に決めないで!」
ったく、美菜というやつは…。
その後、美菜は携帯の受信メールを見てにやにやしていた。
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