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…そして、結局私は佐久間くんにご馳走してもらっていた。 今は御馳走様をして、ファミレスから出たとこ。 初めて佐久間くんとマンツーマンで話したが、思ったほど変人ではなかった気がした。 …そういえば、まだ佐久間くんには聞いていないことがあった。 まさか、あの佐久間くんが私と食べたかったからわざと遅れたりと作成立てていたとは考え得ない。 (よし、聞いてみよう。) 「…ねぇ、佐久間くん。 私に用があって呼び出したんですよね?」 佐久間「…あ!」 すると、佐久間くんはカバンを置いてガサゴソと何かを捜し出した。 佐久間「あった… はい、受け取ってください! それじゃあ!」 すると、佐久間くんは猛ダッシュで帰った。 そんなにきまりが悪いものなのか。 そして、私は紙を見てみることにした。
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