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『さ、草むしり開始するぞー!』 先生の号令とともに皆草むしりを開始した。 昼後は特に何もなくジャージに着替えて外に出たのである。 美菜「…ねぇ、みてみて! うちらの担任ともう1人の先生がこのグループにいんじゃん? その先生恭司んとこの担任だよ!」 (だ、だから?) 美菜はたまによくわかんないことを報告する。 「つまり?」 美菜「恭司が同じってことは佐久間くんも同じじゃん!」 (う、うそ!?) 私はビックリ仰天だった。 美菜「最初とグループ変わったのかな?」 「だ、だから佐久間くんが何!? べ、別に私関係ないんですけど!」 美菜「そう。 じゃあ草むしりでも開始しよう。」 美菜はそう明るく言い放ち、校庭の隅の雑草を抜きはじめた。
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