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私たちのクラスと佐久間くんのクラスで草むしりを始めた。 『キャイキャイ』 どっちのクラスの女子もキャピキャピ会話しながらまったくむしろうとしない…。 ちなみに美菜も…。 私は曲がったことが嫌いだからひたすらむしった。 …ん? 私は佐久間くんがある女子と話してるのを見つけてしまった。 (関係ない… 私は関係ない…) 『佐久間くんってさー、何でそんなバカなのぉ?』 佐久間「さぁ? 遺伝?」 おいおい、女、聞いてることが失礼じゃん。 しかも、佐久間くんもあやふやに答えてるし。 『ふ~ん…。』 そう言って、ある女子は冷たく去っていった。 (人をゴミみたいに捨てて、あの女最低!!) 私は自分のことではないのに、何故か憤りを感じていた。
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