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そうして、地理の授業が終わり私たちは教室に戻った。 美菜「はぁ…、なんかもう疲れちゃった。」 (ぇえー! ただ歩いただけなのに!) 「あはは…。」 美菜はかなりの運動不足なのかもしれない。 そういえば、体育もよくサボってた気がする。 いつも単位すれすれな…。 美菜「裕佳、しっ。」 (えっ…?) 美菜を見ると神妙な顔つきをしていた。 美菜「なんか、裕佳、見られてない?」 「えっ…?」 教室を見渡すが誰もこっちを見ていない。 美菜「ちがうちがう。 廊下。」 (えっ、廊下?) 私はちらっと廊下を見た。 すると、こっちを見ていた男子が私と目が合った瞬間、そっぽ向いた。
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