2人が本棚に入れています
本棚に追加
「ど…どういうこと?ねぇ、梨愛…?」
「しつこいわね。今言ったでしょ?…償うわ…。自分の罪を…。ゴメン…瑠璃亜。」
「ふっ…ふざけるなっ!!私は…まだ、藤倉瑠璃亜を…殺していない…。だから、私は…私…は…。」
二人は消えた。暗黒の底へと…。
「…梨愛…?」
「もしかしたら、藤倉梨愛はこうなることが分かっていたから…アンタと名前を交換したのかもしれない…。」
「…伊達…。何で…?そんな事が…分かるの?」
「…別に…。じゃあね。」
伊達は、歩いていった。…ウチ…
「待って…!!」
「!!」
いつの間にか…ウチは伊達を呼び止めていた。
「…何?」
「えっ…えっと、ウチと…出会った事…ある?」
伊達は驚いた顔でウチを見る。
「…アンタ、アイツに似ているね。」
「…へっ…?」
…アイツ…?
「あたしは、アンタには…会ったことはないが…、アンタに似ているヤツに会ったことはある。…何回も…。」
ウチに…似ている人…って…?
「聞きたい事は…、それだけか?」
「…えっ…、あっ…うん。」
最初のコメントを投稿しよう!