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「ったく。ってぇなあのクソ兄貴…。俺は執事じゃねぇっつの」
風がやさしく包むように吹く春の夜、兄に蹴り飛ばされ出てきた一人の青年。桐生稀羅は偏差値70を越える超名門校に通ういわゆるエリート君だ。
「…ん?」
『お姉さぁん。何々?一人で飲んでんのぉ?俺っちらと一緒にイイコトしようよ!』
(…だる。帰るか。…ん?)
「はらしてくらはい。あらしはもう一生ひろりもろらの。もうこひらんてひらい。おろこらんれ、らいきらいらのらー!」
訳します;
(離して下さい。あたしはもう一生一人ものなの。もう恋なんてしない。男なんて大嫌いなのだ!)
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