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食事が終わってから
カラオケに行った。
彼はとても歌が上手く
私が好きだと言う曲を
何曲も歌い聴かせてくれた。
気が付くと
終電ギリギリの時刻だった。
家に電話しなきゃ
きっと心配してる。
『大丈夫?連絡ないから心配したょ』
いつもの優しい旦那の声が聞こえた。
『ごめんなさい。………電車が間に合いそうにないから……今夜は帰れないかも…』
『まだ何処か店にいるの?』
『そうなの。カラオケBOXに来てて…』
『外じゃないなら.まだ安心かな。わかった。じゃあ.始発動き始めたら帰っておいで…ね?』
『わかった。ありがとぅ』
『気を付けるんだょ。あとあまり飲み過ぎないようにね(笑)』
『はい…(笑)』
電話を終え.
彼の待つ個室に戻った。
『……旦那さん.怒ってた?大丈夫?』
『…大丈夫』
『朝まで………今夜は一緒にいれるかな…』
『……はい…』
なぜ.あんな大胆な事が出来たのか
今でも私は不思議で仕方がない。
あんなに愛してた旦那を
あんな風に裏切ることが出来るなんて
自分でも不思議だった。
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